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編集長の日記#3―コミティア119で『UFO手帖 創刊号』を頒布します。とアルミホイルハット

投稿日:2017/02/06 更新日:

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M・ナイト・シャマランという映画監督の作品に『サイン』という映画があります。この映画は謎めいたミステリーサークルをキーとしたSFサスペンス・ミステリーであり、そもそも僕好みの映画だったりするわけですが、公開当初から過剰な悪評が飛び交っていたこともあり、劇場に足を運ぶことはありませんでした。あるサイトでおこなっていたアンケートでは「もうインド人監督には騙されない」という半ば差別的な項目に票が集まっていたことを覚えています。

サインそれから数ヶ月忘れていたのですが、あるきっかけでDVDを借りて観てみると、これがとてもおもしろい。いや、普通に観たら怒るのもわかる。でも、UFOの世界のコアに関わっている人であるならば必ずやこの映画の魅力を理解できるだろうという結論を得たのです(それが監督が意図したものかどうかは別として)。

この映画、プロットだけを追っていけば、真面目でシリアスな映画として十分観れる作品なんですよね。でも、そこにディテールをつけ加えると、途端に伝えられるべきメッセージが蒸発し、本気なのか冗談なのか、意味がよくわからないものになってしまうのです。例えば冒頭で画像として引用した宇宙人の電波から脳を守ろうとアルミホイルハットをかぶるシーンもそういうディテールのひとつです。

これはUFOでも同じことが言えます。

宇宙人が地球にやってきていて、それを政府が極秘で調査していて、墜落したUFOから回収された宇宙人の死体を政府が隠し持っているというような話は、ともすれば地球存亡の危機に直結することですから十分にシリアスです。これが「UFOのプロット」です。

でも「UFOのディテール」に目を凝らすと、そもそもUFO事件のほとんどが事実(宇宙人の乗物であるという)として評価できないものだったりするのは大前提として、さらに、羽を生やしたやけに陽気な宇宙人が飛び回ったり、宇宙人にうまくもないパンケーキを手渡されたり、水をくれとか犬をくれとか、、、先にあげた「UFOのプロット」を台無しにすることばかりが見えてきて、本気なのか冗談なのか…。

さて、Spファイル友の会は、そのUFOのディテールにいっちょがみするエッセイが詰め込まれた同人誌『UFO手帖 創刊号』を2月12日(日)に開催されるコミティア119で頒布します。ブースの番号は「に-09a」。コミティアにお越しになられる方は是非本を手にとってご一読ください。

宇宙電波を遮断するアルミホイルハットでお待ちしております。

 

%e8%a1%a8%e7%b4%99UFO手帖 創刊号

■コミティア119
日程:2017年2月12日(日)11:00~16:00
場所:有明・東京ビッグサイト東5・6ホール
Spファイル友の会:に-09A

引続き通信販売もおこなっています
Base:『UFO手帖』通販ページ

 

このエントリーで「アルミホイルハット」と呼んだものは、アチラではどうやら「tinfoil-hat」と呼ばれているらしく、画像検索するとぞくぞく表示されます。どうやらアチラでは「政府あるいは宇宙人が人々の精神を操ろうしている、と考えている人をからかって使う言葉」として使われているようです。

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